きれいな雪原に立つテントを見て、冬キャンプや雪中キャンプに憧れる方も多いのではないでしょうか?
防寒対策に関わる情報が多くあり、防寒対策をしっかりすれば、快適な冬キャンプができると思っている・・・そこのあなた!
冬キャンプ対策は、寒さだけではありませんよ!
今回は、冬キャンプを快適に楽しむ方法、事前にできる準備についてpart1part2でお伝えしていきます。
目次
1.積雪期の除雪
2.地面が凍りペグが刺さらない
3.テント内の雪が溶ける
4.帰宅後のテント干し
5.使ってきたテントが狭く感じる
6.寒さでガスが付きにくい or 付かない
1.積雪期の除雪
過去に利用した人により除雪されていたり、溶けていたりするサイトもありますが、キャンプ場やサイトによっては、テント設営範囲分の除雪が必要かもしれません。
スコップが借りられるキャンプ場はよいですが、ないかもしれないという場合は、スコップの持参が必要なので事前に確認しましょう。
12月・1月は比較的積雪が多くなく楽ですが、2月になると、寒暖差で雪が固く重くなっていることが多く、設営段階で汗をかいてしまう重労働の時もありました。
※その年や地域によって異なります。
また、除雪範囲はテントの大きさによって変わります。もちろん小さなテントの方が楽です。
2.地面が凍りペグが刺さらない
積雪がかなりある場所や、踏み固められた雪の上など、地面が見えないサイトに、テントを設営する場合もあります。
雪にペグを刺していくような時、ペグの長さが足りない場合があります。
積雪がある場合は、雪の下の地面に届く長さのペグが必要となります。
28cmのペグではやや短いと感じるます。おすすめは38cmのペグ。
38cmのペグは、風の強い日は夏でも使用するので、用意して無駄になることも少ないと考えられます。
3.テント内の雪が溶ける
積雪期、テント内をストーブで暖めて15℃を超えると、地面の雪が溶けて水たまりになってしまいます。
それが広範囲になると大変です。
暖房機器を複数使用して、幕内温度を暖かく保つスタイルでキャンプをされる方は、雪解け対策が必要となります。
水を含んだ雪がツルツルになって滑るので危険!大抵の場合、積雪がある季節はサイトが平らではないので、転びそうになります。
ポイント☆
・靴底に溝がある滑りにくいもの、長靴があると安心です。
・荷物もできるだけコンテナなどにまとめ、フィールドラックなどの上に載せて直接地面に置かないようにすることもできます。
・敷物を使用したいという場合は、コーヒー豆の麻袋などが活躍してくれます。
4.帰宅後のテント干し
テントの内側は、ストーブ使用で、乾燥させることができるのですが、テントスカートが乾くことは、ほとんどありません。
従って、帰宅後はテントを干さなけれはいけないということになってしまいます。
夏なら、庭やベランダに干せるという方も、冬は家の中でテントを干さなければいけないかもしれません。
ポイント☆
・ほうきなどで雪を払い、雑巾でひと拭きしておくと、家の干し時間も短縮出来ます。
5.使ってきたテントが狭く感じる
冬キャンプでもタープを張る方もいますが、外気温が低いとタープで過ごせる時間が短くなるため、冬はタープなしという方が多いと思います。
そのため、夏のタープ内に設置していた道具類は、テント内に収めるということになります。
中に入ったとしても、くつろげるスペースは確保することが難しくなってきます。
だからと言って大きなテントにするのもNGです。
広すぎるテントだと暖房効率が下がります。また、冬は、サイトが雪で狭くなるキャンプ場も多く、大きいテントは設営できない場合もあります。
冬キャンプに、大きすぎるテントは向いていません。
6.寒さでガスが付きにくい or 付かない
テント内で炭調理はできないので、カセットコンロでお湯を沸かしたり、調理したいという方も多いと思います。しかし、このCB缶、OD缶ともに、寒さに弱いというデメリットもあります。
始めはそのことがよくわからず、カセットコンロの調子が悪くなってしまったのかな?と思ったのですが、原因はガスでした。
ポイント☆
・ガス缶は使う直前までバッグなどに収納しておく、缶が冷え切らないように気をつけましょう。
・寒さに強い「パワーガス」を使うと、改善されます。
part2に続く・・・